Indeed掲載方法を完全解説！無料・有料掲載の設定と応募を増やす効果測定のコツ

Indeed（インディード）は、世界最大級の求人サイトであり、日本国内でも訪問数の多い求人サイトです。
採用コストを抑えたい企業にとって、Indeedは無料で求人を掲載できる強力な選択肢となるでしょう。

本記事では、Indeedへの掲載方法と手順、費用を抑える無料掲載と応募数を増やす有料掲載との違い、さらに掲載後の効果を最大化するための運用ノウハウまでを解説し、採用成功につながる具体策を紹介します。

1.Indeedの2つの掲載方法（無料掲載と有料掲載の違い）

Indeedに求人を掲載する際、採用担当者は費用が発生しない「無料掲載」と、より多くの求職者にリーチできる「有料掲載（スポンサー求人）」の2つの方法を理解する必要があります。

この2つの掲載方法は、求人の露出度が明確に異なるためです。
自社の採用ニーズや予算状況に合わせて最適なプランを選択することが、Indeedを活用した採用活動を成功させるポイントといえるでしょう。

1-1.Indeed無料掲載（オーガニック掲載）の特徴

Indeedの無料掲載は「オーガニック求人」とも呼ばれ、掲載料や初期費用、採用成功報酬などが一切発生しません。

費用面を気にすることなく求人原稿の作成・掲載・修正・求人追加まで無料でおこなえます。
また、掲載期間に制限がないため長期的な視点で人材を採用したい場合に適しています。

ただし、無料掲載の場合、膨大な数の求人情報の中に埋もれてしまいやすく、有料掲載に比べ求人の露出が低くなる点がデメリットです。

1-2.Indeed有料掲載（スポンサー求人）の特徴

Indeedの有料オプションである「スポンサー求人」は、クリック課金制で利用できます。
スポンサー求人を利用すると、求人の表示回数が増え、求職者の目に留まりやすくなります。

また、スポンサー求人ではパフォーマンスレポートが利用でき、データにもとづいた運用改善が可能です。

2.Indeed掲載の始め方（アカウント作成～公開まで5ステップ）

Indeedで求人掲載を始める手順は、大きく分けて「アカウント作成」と「求人票の作成」の2つです。
誰でも簡単に求人掲載ができるシンプルな仕組みになっており、アカウント作成から公開まで、おもに以下の5つのステップで完了します。

それぞれの手順について、チェックしていきましょう。

2-1.ステップ1：Indeedアカウントの作成（所要：3分）

Indeedで求人掲載をおこなうには、まずアカウント作成が必要です。
Indeedサイトにアクセスし、「求人広告を掲載」か「求人掲載（無料）」をクリックします。

Google・Apple・Facebook・LINEのいずれかのアカウントを選択しましょう。
または、メールアドレスとパスワードの入力でアカウントを作成し「私は人間です」にチェックを入れ、【アカウント作成】をクリックすると求人票作成に進めます。

2-2.ステップ2：企業情報の登録（所要：10分）

アカウント作成が完了したら、次に企業情報を登録します。
このステップでは、貴社名や従業員数、ご担当者名、ご担当者様と連絡可能な電話番号などの基本項目を入力します。

必須項目をすべて入力し終えたら、【続ける】をクリックして次のステップに進みましょう。

2-3.ステップ3：求人情報の入力（所要：20分）

求人掲載では、まず職種名・キャッチコピー・職種カテゴリー・雇用企業名・勤務地の5項目を入力します。
職種名は具体的に記載しましょう。

次に、雇用形態、給与、職務詳細、仕事内容・アピールポイント、求める人材、勤務時間、交通アクセス、待遇・福利厚生、その他（選考・問い合わせ先など）の詳細を入力します。

「仕事内容・アピールポイント」は記載必須です。
応募を促すため、任意項目も可能な限り全て記載しましょう。

2-4.ステップ4：掲載内容のプレビュー確認

求人情報の入力が完了したら、入力内容をプレビュー画面で確認します。
求職者にとって情報が適切に伝わるか、誤字脱字はないかなどを確認しましょう。

特に、給与や勤務地、仕事内容が具体的に記載されているかをチェックします。
内容に問題がなければ、【続ける】をクリックします。

2-5.ステップ5：求人の公開と掲載完了

最後に、求人の応募受付情報を設定し、求人票を掲載します。
応募受付方法（メールアドレスなど）、電話でのお問い合わせ・応募の有無、応募方法（Indeedカンタン応募またはIndeed履歴書応募）を選択・入力します。

プレビューで最終確認し、【確認】をクリックすると掲載申請が完了します。
Indeedによる審査を通過すれば、求人が掲載されます。
なお、求人内容は公開後でも修正が可能です。

3.求人情報はIndeedにどのように掲載される？

Indeedは、求職者が「キーワード」と「勤務地」を入力するだけで、インターネット上の多様な求人情報を一括で集約し、一覧表示する仕組みです。

求職者は会員登録をせずとも検索でき、利便性が高いのが特徴です。
掲載イメージを理解することで、求職者にとって魅力的な求人を作成するヒントを得られるでしょう。

ここからは、求人情報がIndeedにどのように掲載されるかについて解説します。

3-1.Indeed検索結果ページの求人表示

Indeedの検索結果ページでは、求職者が入力したキーワードや検索条件に合わせて、関連性の高い求人情報が一覧表示されます。
求職者はこの一覧画面で、職種名、企業名、勤務地、給与などの基本情報を確認することが可能です。

一覧画面で求職者が職種名をクリックすると、求人詳細情報が表示されるか、掲載元である企業の採用サイトへ移動する仕組みとなっています。

3-2.Indeed求人詳細ページの構成と掲載項目

Indeedの求人詳細ページは、求職者が働くイメージを持てるように十分な情報を載せることがポイントです。

職務詳細を入力する際、雇用形態、給与、仕事内容、勤務時間・曜日、待遇・福利厚生などの基本情報に加えて、選考の流れや採用担当者からの一言といった「その他」の任意項目も、なるべく具体的に記載することが推奨されます。

これにより、費用対効果の高い配信を実現し、応募者の増加につながりやすくなるでしょう。

3-3.Indeed無料掲載と有料掲載の画面上での違い

かつては有料掲載に「PR」や「スポンサー」といった表記が付いていましたが、現在は有料・無料を問わず、ユーザーに最適な検索結果が表示されます。

有料掲載（スポンサー求人）を利用することで求人が求職者の目に留まりやすくなり、表示回数やクリック数の増加が期待できます。

4.Indeed有料掲載（スポンサー求人）の設定方法

Indeedの有料掲載（スポンサー求人）は、無料掲載では応募数が伸び悩む場合や、急いで採用したい場合に特に有効な手段です。
有料掲載はクリック課金制を採用しており、予算や採用目標に応じた柔軟な運用が可能です。

ここでは、Indeed有料掲載（スポンサー求人）の設定方法について、開始から予算設定、配信スケジュール調整や支払い方法登録まで手順を解説します。

4-1.Indeed有料掲載の開始手順について

Indeedの有料掲載は、無料掲載と併用することも可能です。
有料掲載を開始するには、求人情報を作成・掲載した後、有料オプションのスポンサー求人設定画面から進めます。

有料掲載の主な仕組みはクリック課金制であり、自社の求人情報がクリック（閲覧）された回数に応じて費用が変動します。
有料掲載を利用することで、無料掲載よりも求人が表示されやすくなります。

4-2.Indeed有料掲載のクリック単価と予算設定

Indeedの有料掲載は、クリック課金制を採用しています 。

また、有料掲載を利用するとIndeed PLUS連携求人サイトに表示される可能性があります。
求人投稿プロセスで提示される予算額を参考にしながら、任意の期間または1か月の予算を決めて掲載することが可能です。

4-3.Indeed有料掲載の配信スケジュール調整

Indeedは運用型広告であるため、反響や状況に応じて随時調整が可能です。

予算を調整することで、配信期間や露出度をコントロールし、戦略的な採用活動をおこなえるでしょう。

有料掲載では、求人の内容や打ち出し方を改善したり、設定した予算額を調整したりするなど、比較的すぐに効果につながる手を打つことができます。

4-4.Indeed有料掲載の支払い方法登録

Indeedの有料掲載を利用する場合、クリック課金制にもとづき費用が発生するため、支払い方法の登録が必要です。
採用コストを抑えるために求人の効果検証を積極的におこない、求人原稿を修正するなどの工夫が求められるでしょう。

5.Indeed掲載時に見るべき効果測定データ

Indeedの掲載効果を正しく評価し、改善につなげるためには、データにもとづいた効果測定が不可欠です。
Indeedでは、アクセス数や応募率を把握するための「Indeedアナリティクス」を利用できます。

Indeedアナリティクスについて、以下を解説します。

• 閲覧数（インプレッション数）の確認方法
• クリック数とクリック率の確認方法
• 応募数と応募率のデータ確認方法
• Indeed有料掲載の費用対効果の測り方

5-1.閲覧数（インプレッション数）の確認方法

Indeedにおける「閲覧数」は、求人情報が求職者の検索結果画面に表示された回数、つまりインプレッション数に該当します。
有料掲載では、この閲覧数（求人露出）を無料掲載よりも増やすことができます。

採用市場レポートを利用すれば、クリックにつながった人気検索キーワードが分かるため、求職者がどのようなキーワードで検索しているかを把握し、閲覧数増加のための原稿改善に役立てられるでしょう。

5-2.クリック数とクリック率の確認方法

Indeedアナリティクスでは、どの求人がどれくらいクリックされているかを確認することが可能です。

クリック数は、求職者が一覧画面から詳細画面へと進んだ数であり、有料掲載の費用が発生する基準でもあります。

クリック率（CTR）は、閲覧数に対してクリックが発生した割合を示し、このデータを確認することで、職種名や求人キャッチコピーが求職者の興味を引いているかを判断できます。

5-3.応募数と応募率のデータ確認方法

Indeedアナリティクスでは、求人ごとの応募数や応募率も確認できます。
応募数は、掲載した求人に対する具体的な応募の成果であり、応募率（CVR）は、クリック数に対して応募が発生した割合を示します。

これらのデータを確認することで、求人詳細ページの内容が応募意欲につながっているかを評価できます。

応募数が少ない場合は求職者のニーズに合う文章を追記するなど、内容を改善する施策が有効です。

5-4.Indeed有料掲載の費用対効果の測り方

有料掲載の費用対効果を測るには、クリック課金によって発生したコストと、獲得した応募数や採用数を比較することが欠かせません。

Indeedの有料掲載はクリック課金制であり、採用に至らなくても費用が発生するため、積極的に効果検証をおこない、採用コストを抑えるための工夫が必要です。

求人情報ごとのクリック率や表示回数を確認すると、広告効果を分析し、掲載している求人の最適化につながります。

6.Indeedの掲載でよくある質問

ここからは、採用担当者からよく寄せられる質問とその回答を見ていきましょう。

「掲載料は無料？」
「非掲載になる理由は？」
「応募が来ないときは？」

といった代表的な質問について回答していますので、Indeedへの掲載・運用をスムーズに進めるための参考にしてください。

6-1.Indeedの掲載料は無料ですか？

Indeedへの求人掲載は、基本的に無料でおこなえます。
アカウント開設や求人情報の投稿・公開から採用まで、費用が発生することはありません。

料金が発生するのは、求人の露出を増やし、より多くの求職者にリーチするために「スポンサー求人」（有料オプション）を設定した場合のみです。
この有料掲載はクリック課金制であり、求人情報がクリックされた分だけ費用が発生します。

6-2.求人が非掲載になる理由と対処法は？

Indeedに求人情報を直接投稿する場合、利用規約や掲載基準に従うことが必要です。

掲載基準には、応募者を差別・制限しないこと、職種名に労働環境や記号、勤務地情報を含めないこと、合法性の遵守などが含まれます。

求人内容が掲載基準を満たさない場合や長期間情報の更新がない場合、求人が非掲載または掲載停止になります。

掲載が無効になる場合はガイドラインに反していないかを確認し、ルールに沿って修正しましょう。

6-3.応募が来ない時のチェックポイントは？

応募が来ないときは、以下の点をチェックし、改善のための工夫をおこないましょう。

• 求人原稿の内容が充実しているか
• 検索されそうなキーワードを意識しているか
• 応募してほしい層やターゲットに合わせた訴求ができているか
• 急募や競合が多い場合などに、有料掲載（スポンサー求人）を検討しているか

7.まとめ

Indeedは無料で求人掲載が可能で、低コストで多くの求職者にリーチできる求人サイトです。
掲載方法は無料掲載（オーガニック求人）と、クリック課金制の有料掲載（スポンサー求人）の2種類があります。
コスト重視なら無料掲載、迅速な採用や競合対策には有料掲載が効率的です。

掲載後もIndeedアナリティクスでデータを測定すれば、採用課題に応じて求人情報を随時アップデートすることに役立ちます。

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この記事を書いた人

Noriko Fukao

求人広告、採用代行、SNS採用など、採用に携わる仕事をしています。

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